JustoFitホーム JustoFitバージョン1.4.2使用説明書


概要

JustoFitは、InDesignの組版や相互参照を自動的に行うための汎用プラグインです。スタイルの適用やあふれの解消など、さまざまな組版が自動的に行えるようになります。

組版ルールや相互参照書式はすべて、Webページの作成で広く利用されている、CSS形式で記述されます。

組版ルール適用や相互参照更新は、好きなときに何度でも行うことができます。たとえば原稿や翻訳済タグテキストをInDesignへ流し込んだ直後はもちろんのこと、DTP作業の合間にJustoFitをかけることによって、コンピュータに支援された組版作業が行えます。

汎用性

JustoFitは、高い汎用性を目指して作られています。このプラグイン自体は、いかなる特定の種類の文書や業務にも特化していません。

従来、組版を自動化しようとすると、長いプログラムやスクリプトを一から書く時間をとる必要がありました。それ以前に、プログラムやスクリプトの書き方を学ぶ必要がありました。そのため非常に多くの人が、非常に多くの場面で、自動化を諦めて手で単純作業せざるをえませんでした。

こうした自動化を外部に発注した場合は、システム開発費が組版予算を圧迫します。かつこのシステムは、特定の文書や業務に特化して作られるのが常ですので、他への転用はできません。費用対効果を考えると、おいそれと手が出るものではありませんでした。

JustoFitでは、文書や業務に応じて簡単なCSSの文を記述するだけで、これ一つであらゆる文書や業務に対応することができます。したがって非常に手軽に、組版を自動化して、省力化・迅速化・品質の均一化を図ることが可能です。

柔軟性

JustoFitはDTPソフトであるInDesign用ですので、自動的に組版が行なわれた後でも、必要とあれば人の目で見て不自然なところや、イレギュラーな箇所などを、いくらでも手作業で修正することが可能です。そのため、自動化のメリットを享受しつつ、かつ手作業のきめ細かい完成度をも同時に達成することができます。

現場性

従来、自動化のメリットが大きい定型的な多ページの組版業務については、自動組版システムを外部に発注する必要がありました。しかし組版作業者と自動組版開発者が別の場所にいることで、必ずしも組版作業者の要望が忠実に反映されない場合がありました。また、組版作業の進展につれて発生するさまざまな自動化のアイデアも、リアルタイムに反映されることは難しいのが実情でした。

しかしJustoFitでは、簡単な組版ルールを書くだけで自動化が達成できるので、ほんの少し学べば、組版作業者が自分で自動化を開発することも可能です。組版ルールはCSS形式ですので、Webサイトの作成に少しでも手を染めたことのある人ならば、ほとんどの人がすでに知っているでしょう。

通用性

JustoFitが組版ルールや相互参照設定の格納のために採用しているCSSとXHTMLは、Webの世界における唯一の標準形式です。したがって、JustoFitを利用して作ったInDesignデータは、そのままWebへの流用が非常にスムーズに行えます。あるいは逆に、刻々変化する最新のWebデータを、InDesignで組版するのも非常に容易です。

また、XHTMLはXMLの一種であり、CSSはその中に記述されますので、JustoFitはInDesign標準のXML機能だけを使って、組版ルールや相互参照設定をInDesign文書に格納しています。ですので仮にJustoFitがインストールされていないInDesignでこの文書を開いても何ら問題は発生しませんし、そこで編集した文書をまたJustoFitのあるInDesignで開けば、組版ルールや相互参照は元通り有効に動作します。

組版品質とDTP親和性

なぜ、組版エンジンを独自に開発せず、既存のInDesignに乗っかる形のプラグインとしてJustoFitを制作したのでしょうか。それは、InDesignの組版品質の高さは、現在世の中でもっとも広く認められていると思われるからです。

また先述のようにもちろん、InDesignは高度はユーザーインタフェースを備えたDTPソフトですので、自動組版を行なったあとも、任意の調整を人の手で加えることが可能です。これはほとんどの文書や業務において必要なことですので、JustoFitがDTPソフト上で動くことは、現実の実用上非常に重要なことだと考えられます。



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