
機能紹介
TaggMatchは、XHTMLをはじめとする任意のXML文書やExcel文書をInDesignに流し込んで組版できるプラグインです。以下の機能をそなえています。
XMLビューア・XMLフォーマッタとしての機能

任意のXML文書を、CSSに従って自動組版します。
CSSは、InDesignテンプレート内にあらかじめ定義しておくこともできます。これにより、本来は書式情報を持たないXML文書に対しても、InDesignの高度な組版機能を活かして緻密な視覚表現を与え、一般的なXMLフォーマッタよりも高品質なプリントアウトやPDF文書として出力することができます。
また、各タグやクラスの書式を段落/書式スタイルとして定義することもできますので、WebデザイナーだけでなくDTPデザイナーにも使いやすいインタフェースとなっています。
XHTMLブラウザ・XHTMLフォーマッタとしての機能
XHTML文書を、タグとCSSに従って組版します。
InDesignの高度な組版機能を活かして、Webブラウザよりもはるかに高品質なXHTMLプリントアウトが得られます。また、CMSから印刷・PDFへの流用にも活用できます。
Excel原稿流し込み機能

Microsoft Excel 2003で保存されたXMLスプレッドシート形式のファイルを、XHTMLに変換してInDesignで組版します。
Excel上で設定しているほぼすべての書式が自動的にInDesignへ引き継がれますので、さまざまな現場で蓄積・更新されているExcel原稿の効率的な有効活用が可能です。
また、表組の作成・更新作業をExcelオペレーターへ移行させることにより、DTPオペレーターの負担を大幅に低減させることもできます。
TaggMatchの理念
デジタルを遊びでなく仕事に使う。その目的は迅速性 (agility) と水平性 (flatness) です。これを従来阻んできたもの、それは文書にかかるコストでした。
文書の作成・保守と頒布のコストに耐える大組織だけが、情報を天下らせ、幾重にもつらなる寡黙な下請け構造を支配する。CMSやブログなどのウェブ発信ツールの登場は、宣伝・調達のみならず、カタログや仕様書・マニュアルなどあらゆる文書にかかる手間と時間を劇的に縮小することにより、こうした20世紀型産業構造を激しく変革しつつあります。
だれもがプレーヤー。だれもがグローバルへ。そのために今や必要なのは、世界に伍するあなたの能力と、情報発信にかけるあなたの意欲だけであるといえます。柔軟な異業種水平分業のチャンスに即応するべく、ウェブ上の情報は時々刻々更新することが可能だからです。ところが印刷媒体のほうは、残念ながらそうもいきません。
月1回、年1回しか刷られないDTP版下データを、流用してウェブ版を作成する。これが本末転倒であることに、徐々にみんなが気づいてきてしまったようです。これではせっかくのウェブの秘める迅速性を、まるで活用できていないではないか。
むしろさきにウェブありきで、新鮮なウェブを正本として、たまのDTPへはウェブからミラーしたい。もちろんDTP(PDF含む)するからには、人間の目に最高に心地よいものにしたい点はゆずれない。となれば現時点での最適解はInDesign環境にほかならない ——。
これがTaggMatchの発想であり、TaggMatchがお応えしたい需要はそこにあります。
最新版ダウンロード
TaggMatch 1.1.3
2008年 8月 14日公開
本体ファイル
ZIP形式で圧縮されていますので、解凍してください。すると、2個のプラグインファイルが得られます。これら2個を一緒にインストールする必要があります。
専用InDesignテンプレート
TaggMatchの動作を試せるサンプルInDesign文書ファイル群です。
- 専用InDesignテンプレート(Windows版InDesign CS2用) (1242 KB)
ZIP形式で圧縮されていますので、解凍してください。すると、InDesignファイル「TaggMatch-template.indd」が得られます。
使用説明書
インストール方法・ライセンス取得方法・使用方法・FAQ・製品履歴などを記述したオンラインマニュアルです。
- 使用説明書(オンライン)
- 使用説明書(ダウンロード) (29 KB)
オンライン版もダウンロード版も内容はまったく同じです。Webを自由に閲覧できない環境ではダウンロード版をご利用いただくとよいでしょう。
ダウンロード版はZIP形式で圧縮されていますので、フォルダ構成を保って解凍してください。すると、複数のHTMLファイル等が得られます。ダブルクリックしてブラウザ等で閲覧できます。「index.htm」ファイルが表紙です。
バージョンアップ情報
今後のバージョンアップ情報を簡単に知ることができます。
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